医療設備

▼近年の医療機器の進歩は著しいものがあります。従来の視診・聴診・打診といった診療も大事ですが、個人の診療所でもできるだけ最新の医療機器を用いて精度の高い診療を行いたいと考えています。

医療器械  

聴力検査器械
ティンパノグラム
耳管機能検査
赤外線眼鏡(めまい)
重心動揺計
電子内視鏡検査
超音波検査
X 線検査装置
自動血球検査装置
鼻汁中好酸球検査ユニット
アルゴンプラズマ凝固装置
高周波凝固装置
AED
睡眠時無呼吸(いびき)検査
パルスオキシメータ
富士ドライケム(インフルエンザ、アデノウイルス、マイコプラズマ肺炎の高感度 迅速検査)
その他迅速検査


機器写真

 

聴力検査器械
標準純音聴力検査
125Hzから8000Hzまでの7段階の音を聞いて、どの程度の強さが聞こえるかを調べる検査です。
聴力を調べる上で不可欠の検査です。
内耳、中耳、外耳のいずれの部位の障害も結果に反映されます
語音聴力検査
音は聞こえるが、よく言葉が分からないという場合にその程度を調べます。主に内耳の障害が反映されます。
SISI検査
内耳の障害で聴力が落ちた場合、小さい音が聞こえにくくなるだけでなく、強い音が耳に響いて聞こえづらくなることがあります(聴覚過敏)。その状態を調べる検査です
自記オージオグラム
上述の聴覚過敏やTTS現象(音を聞き続けていると聞こえが悪くなる現象。主に聴神経腫瘍の時に現れる)の有無を調べる検査です。

 

機器写真

ティンパノメトリー
中耳の空気圧の異常や耳小骨の異常がわかります。
耳小骨筋反射検査
耳には大きい音が入ると、鼓膜の振動を伝える耳小骨に緊張を与え、内耳に大きな音が入らなくする反射機能があります。その反射が正常に働いているかどうかを調べる検査です。

 

機器写真

耳管機能検査 
中耳の空気圧を調整している耳管の働きを調べます。耳管狭窄症、耳管開放症等の診断に有用です。

 

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赤外線眼鏡による眼振検査
永島医科器械社製の赤外線眼振記録装置を使用しています。
詳細な説明はメニュー(医療設備)へ

重心動揺計
起立時の体の揺れを客観的に記録・判定することができます。

 

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電子内視鏡検査
先端に小さなCCDカメラを装着した軟性内視鏡です。
鼻腔・鼻咽頭・下咽頭・喉頭の詳細な観察と記録を行うことが可能です。
外耳・鼓膜の観察にも有用です。

 

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超音波検査
富士フィルム社製ARIETTA50を新しく設置しました。甲状腺、耳下腺、顎下腺,頚部リンパ節などの表在性臓器の観察に加え、頸動脈、椎骨動脈の内膜の状態や血流の状態をも知ることが出来ます。

 

機器写真

X線検査

X-線撮影装置は日立メディコ社製の装置を使っています。
当院で撮影している主な部位は
副鼻腔(顔面)
咽頭側面
頚部側面、正面
鼻骨
耳(側頭骨・内耳道)です。

撮影後はコニカミノルタによるデジタル画像読み取りを行っています。


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自動血球計数CRP測定装置(日本光電)
わずかな血液量で白血球3分類を含む,血算18項目とCRP定量を同時測定出来ますので乳幼児でも耳朶血(耳たぶから取った血液)採血によって検査が可能です。
検査時間は約4分半。
CRP測定範囲は全血0.2~20.0mg/dL
感染症の早期発見,炎症の程度の把握に貢献します。

 

機器写真

アルゴンプラズマ凝固装置
アレルギー性鼻炎の鼻粘膜を変性させる治療法です。
鼻閉は90%、鼻水は80%、くしゃみは70%程度に有効とされています
詳細はメニューをご覧ください。

 

機器写真

高周波凝固装置
鼻出血、口唇嚢胞、イボなどの治療に使用しています。
特に、鼻出血については、従来はガーゼタンポンやベロックタンポンを長期間鼻腔内にパックして、その間不快な思いをかけていましたが、本器で焼灼すれば高い止血効果が得られ、処置後は何もパックする必要がなく、快適です。

 

機器写真

AED (automated external defibrillator): 自動体外式除細動器
日本光電社製の2相式除細動器を設置しています。

機器写真

いびきのスクリーニング検査
フクダ電子社のパルスリープによるスクリーニング検査(自宅で検査)を行っています。
無呼吸の程度によりその後の治療方針を決定します。

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パルスオキシメータ
パルスオキシメータは、動脈血中のヘモグロビンがどれくらい酸素と結合しているか(酸素飽和度)を測定します。 喘息、肺炎、肺気腫、心臓疾患などで体に酸素を取り込む機能が低下したときに、体に侵襲を与えることなくその状態を評価することが出来ます。
酸素を全身に運んでいるのは赤血球のヘモグロビンです。 ヘモグロビンは、酸素と結合した「酸化ヘモグロビン」と結合していない「還元ヘモグロビン」に分かれますが、酸素飽和度は全ヘモグロビンのうち何パーセントが酸化ヘモグロビンとなっているかで表されます。
 パルスオキシメータでは、2つの波長(660nm、940nm)の光を当てて、その吸収のされかたから、酸化ヘモグロビンの割合(%:酸素飽和度という)を計算します。皮膚の下には動脈も静脈も毛細血管も流れています。動脈血だけの酸素飽和度を求めるために、拍動(パルス)に伴って変化する成分だけを取り出します。 通常、指先や耳たぶで測定します。

鼻汁中好酸球検査 ・・・・説明はメニュー(診療について)へ
迅速検査  

機器写真

富士ドライケムによる高感度インフルエンザ迅速診断を必要に応じ行っています。
従来の検査では確認できなかった早期のインフルエンザ感染を診断できます。
 アデノウイルス、マイコプラズマ肺炎診断にも活用しています。


迅速検査キット
 溶連菌
 アデノウイルス
 インフルエンザウイルス
  の迅速検査を行っています