アルゴンプラズマ凝固療法

アルゴンプラズマ凝固療法
▼アレルギー性鼻炎の鼻粘膜を変性させる治療法です。
鼻閉は90%、鼻水は80%、くしゃみは70% 程度に有効とされています

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アルゴンプラズマ凝固は鼻粘膜を焼灼・変性させアレルギー反応を抑えるという目的ではレーザー治療と変わりませんが、レーザーよりもまんべんなく鼻粘膜を焼灼しますので、より高い効果が期待できます。
1回の治療で平均1~2年効果が持続します(個人差があります)。しかし、アレルギーの体質が治るわけではないので、変性した粘膜が元通りに戻ると、症状が再発します。
再発した場合は、再度治療を行うことが出来ます。

▼アレルギー性鼻炎の患者さんで、麻酔が静かに受けられる方が適応になります。年齢の制限はありません。
心臓ペースメーカー装着、重症の不整脈、抗凝固薬を服用中、  妊婦、高度の鼻中隔彎曲症の方は非適応です。


▼ 原理

機器写真

イオン化したアルゴンガスは高い電導性を帯び、高周波電流を電極と組織が接触することなく流すことが出来ます。
アルゴンプラズマ凝固法は表面凝固に用いられ、その凝固深度は限られています。

機器写真

治療前に麻酔液の付いたガーゼを鼻に入れて40分前後、鼻の粘膜を十分麻酔します。
 手術は5分程度で終了します。痛みや出血は殆どありません。終了後しばらく外来で休んでいただき、特に変化がなければ帰宅して頂きます。
 治療後1~2週間は、鼻の粘膜が炎症を起こし、腫れて「かさぶた」がたくさん付きます。そのため一時的に鼻閉が強くなります。鼻での呼吸が全く出来なくなる場合もありますので、基本的には一度に両側を行うことはお勧めしません。粘膜の炎症が軽快していくと鼻閉も徐々に良くなります。可能であれば週に数回通院して処置を受けると早く楽になります。通常、片側を治療して1ヶ月前後でもう片方の治療を行っています。
 抗アレルギー剤、点鼻薬を併用しても構いません。

▼術中・術後を通じて痛みは軽度で十分我慢できる範囲ですが、念のため鎮痛薬を処方しています。手術当日の激しい運動・飲酒は禁止です。シャワーは可です。手術後数日間は水泳を避けてください。

▼手術後、鼻内の状態が落ち着くまで2~4週間かかりますので、スギ花粉症の方は、前年の12月迄に手術を受ける事を勧めます。

▼健康保険が適応されます。手術にかかる費用は片側2,700円です。その他に薬代、再診料等のコストがかかります。